

Operation & Maintenance


オペレーション&メンテナンス(運転・保守)
各公共団体所有の公共施設の保守業務と、実際に運用する運転業務を行うことで、
社会インフラと地域の方々の暮らしを守ります。
年点検・月点検などの定期点検は基準を遵守し丁寧に、
地震時など緊急の臨時点検には素早く対応。
定期点検で見つかった不具合は、お客さまの要望を
第一に最適な修繕方法を提案し、整備を行うことで、
施設の健全度を高水準で維持し続けます。
保守を行っている関東地方の一部の排水機場や水門、
研究施設においては、運転業務も同時に行います。
各施設の専門知識をまとめたデータベースを用いて
運転を行うことで、運転中のトラブルの発生時も
迅速に対応を行うことが可能です。
O&M事業部では、多岐に渡る幅広い施設を対象に
30年以上にわたり運転・保守業務を続けています。
この経験を豊富に積んだ多数のベテラン技術員と、
各施設の専門知識のデータベース運用によって
お客さまに最適な提案を続け、好評を頂いております。
また、若手技術員の人材育成にも注力しており、
ベテラン技術員の手厚い支援の元で現場責任者を経験し、
スキル取得の機会を設けるOJTも意欲的に行っています。
排水機場、排水施設、水門、樋管、道路排水設備など
Tips1:排水設備とは?+
cERL冷凍機、SCC冷凍機、STF冷凍機など
Tips2:加速器研究施設とは?+
国をはじめとする各公共団体が所有する治水のための施設で、大雨の際に河川水の排水や道路の冠水への対策を目的として建設された施設です。
排水設備の定期点検は、緊急時の安定稼働の実現のために欠かせず、流域に暮らす方々の生命や財産を水害から守るためにとても重要な業務です。
排水機場は主に支川(内水)が本川(外水)に合流して流れ込む地点に設けられます。
大雨の際は合流地点の水門を閉めて、本川から支川への逆流を防止しますが、今度は行き場をなくした支川が溢れて流域が浸水してしまいます。(内水氾濫)
そのため排水機場を運転することで強制的に支川の排水を行い、内水氾濫を阻止することで流域の方々の暮らしを守ります。
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)が高エネルギー物理学・加速器科学・物質構造科学などの総合研究を行っている施設です。
国内外を問わず関連分野の研究者に研究の場を設け、加速器科学の総合発展の拠点とすることを目的として研究が行われており、基礎科学の推進を目的として電子・陽電子衝突加速器(KEKB)が運用されています。
O&M事業部では、KEKBの安定稼働に必要な超電導加速空洞の冷却を可能とする大型のヘリウム冷凍機に関する運転・保守業務を担当しています。
定期点検から不具合の整備はもちろん、運転業務は24時間運転を交代制で行い、その時間は年間で5000時間以上にのぼります。
また、運転・保守業務の他にもKEKBトンネル内部の電磁石据付、配線工事の実績も有しています。